かかりつけの産婦人科医から長年「もっと体重を増やさないと」と言われてきたけど、先日初めてかかった糖尿病の専門医に「体重増やすべき」と言われた。摂取カロリーが少ないんじゃないかと言われたけど、自分が摂取している毎日の食事のカロリーなんてわからない。できればそういうことも含めて糖尿病専門医から栄養士に引き継いでもらいたかったが、糖尿病じゃないしすぐかかる気配もないからかそんな話にはならなかった。
うーん困ったなーと思っていたら、いつも婦人科の薬をもらう薬局に『無料栄養相談』の張り紙があった。今まで全然気がつかなかったが、希望する人には栄養士が相談に応じるから窓口に申し出てほしいと書いてある。迷わず窓口に聞いてみた。すると、予約制のため都合のいい日を教えてほしいと言われた。
そんなこんなで栄養相談を受けることになり、行ってきた。話をした栄養士さんは20代後半くらいの若い女性で、とても話のしやすい人だった。こちらの話すことを素直にきちんと受け入れてくれるので、経験を積んだお医者さんにいろいろ否定されてすっきりしないまま帰ってきた今までのもやもやがスッキリした。
糖質制限、炭水化物制限という療法は賛否両論あって、推進する医者や栄養士とそうでない人といる。今日話した栄養士さんは賛成しない派だそうだが、私が炭水化物や糖分を多く摂ることで眠気に悩まされていたこと、炭水化物を制限することで仕事への支障が減ったこと、低血糖にならなくなったことを説明すると、そういうことなら糖質制限は体に合っているのかもしれませんね、と認めてくれた。
そのうえで、一日にバランスよく食べるにはもう少し炭水化物が必要であること、今の食生活はバランスが取れているけどカロリーは確かに少し少ないようなので、炭水化物とタンパク質や油分をもう少し増やしてカロリーを上げること、可能ならおやつにバランス栄養食やグラノーラなどでカロリー補給をしてはどうか、と提案してもらった。
そういえば、夫の母が被災してから揚げ物を食べる機会がなくなったし、糖質制限を始めてから一般的なおやつはあまり食べなくなった。今まではお腹が空くとクッキーのような小麦粉を使ったお菓子や、砂糖の多いチョコレートなどを口にしていたのだが、血糖値が急激に上がったり下がったりするので体にはよくない。それを知ってからはのど飴も砂糖不使用のものにし、チョコレートはカカオ70%以上のものしか普段は食べない。夕食後はわりといろいろ自由に食べているけど。
考えてみたら、昨年の夏以降いろんな変化がありすぎて、客観的に見れていなかったのだな。前職は体も頭もフルに使う仕事で、お昼ご飯を食べられないまま仕事をする日もあったから、栄養補給食は常に持ち歩いていた。今の仕事は事務所から出ることがほとんどない。今の部署になってからさらに動くことが減った。だから自然に食べる量も減っていたみたいで、改めて見直していろいろ気づくことができた。相談してよかったなあ。
食生活は大いに褒めてもらったので、とても嬉しかった。結婚以来家族の健康には気を使ってきたからね。仕事をするようになったらどうしても手抜きになるんだけど、できることはやろうと努力してきた。方向は間違ってなかったみたい。まだ三男が成人するまで数年あるから、彼が健康に独り立ちするまでがんばろう。