先日、平日休みを利用して糖尿病の専門医を受診しに行った。
HPなどで調べて、予防も指導してくれると思われる病院に行ったのだが、受付で「今日はどうなさいましたか」という質問に「境界型糖尿病と診断されたので、糖尿病にならないよう指導をしてもらいたい」と答えたら、持参した検査結果を持って先生に聞きに行き、しばらくして言われた。
「こちらではそのような指導は行っておりません」
渡した検査結果と一緒に行政機関が行っている『糖尿病予防教室』のパンフレットを渡された。
えー・・・?
朝から気合を入れて行ったのに、何それ?
ものっすごく気が抜けたが、病院に行ける日はその日しかないので、もう一つ目をつけていた病院に電話して聞いてみた。「糖尿病の予防について指導してもらえますか」と。
その病院の受付の人は「担当の先生によって診療科目が違います。糖尿病の専門がいますから、その先生がいる曜日に来られれば診ます」という返答だった。門前払いというわけではないようだ。ちょうどのその日の午後、糖尿病の担当医がいるというので、午後から出直して行ってきた。
改めて行ったところは新しいきれいな病院で、患者さんがほとんどいない。午後だからかな?その割にはずいぶん待たされるな・・・。
その理由は診察室に呼ばれて、話をしてわかった。とても丁寧な診療をするようで、きちんと話をして、いろいろ検査もしてくれるようだ。
なんだけど、私は検査も治療も受けることはなかった。検査結果と私の身長体重など見て、その先生の判断は
「低血糖が起きるのは、普段の食事から摂るカロリーが少ないからではないか。炭水化物を含めて、三食バランスよく食べて体重を増やすほうが必要だと思われる。糖尿病は、あと20年経ったらかかっているかもしれないけど、そんなに心配する必要はない数値だと思う」
はあ・・・これでも体重は増えたほうなんですが。
確かに食べるカロリーは少ないのかもしれないけど、無理して食べることはないと思いますが。
糖尿病を予防したいのに、体重増やせって言われても・・・。
検査も特には必要ないし、また何かあったら来てくださいね、と言われて終わりだった。
話はたくさんしたんだけど、こちらの言い分は医者として納得できるものではなかったようだ。しかし、炭水化物は間違いなく私に眠気をもたらすし、食後高血糖が続けば糖尿病に向かうとどこにでも書いてあるのに。
受診の日から何日か、医師の指示通りに炭水化物を増やしてみた。
朝は低糖質のパンにしたが(ローソンで売っている)、昼は麦入りごはんを子ども茶碗1杯分くらい足してみた。
腹持ちは格段にいいけど、食後2時間くらいに確実に眠気が襲ってきた。それに、たくさん食べるとお腹が重い。だめだこりゃ・・・。
やはり、朝昼は炭水化物を抜いて、糖質はできるだけ少なく。
夕方からは摂取OK、取りすぎない程度に。
私にはこれが合っている。カロリーは気にせず食べて大丈夫なんだから、これでいこう。
昼のカロリーが不足する分は、ごはんと同じ165kcalくらいの何かを足すように努力しよう。
ところで、診療を受けた日は検査があるかもと思い朝から何も食べていなかった。
終わったらさすがにお腹が空いて、でもがっつり炭水化物を取っては危険なので、モスバーガーでサラダセットとチキンとスープを食べた。サラダセットのパンは全粒粉のパンだから、GI値が低く血糖値は上がりにくい。
帰宅してから、食べたカロリーをサイトで調べたら、サラダのカロリーは2桁台!そ、そんなに少ないものなの?
チキンが250kcalあったので、かろうじて一般的なカロリーになっていたけど、やっぱりもともとが少ないカロリーを選ぶ癖がついていて、それが普通になって満足しているのかもしれない。長年の習慣はなかなか治らないだろうから、無理に体重増やそうと食べる必要は本当にあるのかなー。