空ヲ撮ル
定年になったら自営業が目標。ぼつぼつ更新。

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入っててよかった                 
昨年車を買い替えて、もうすぐ一年。広島市の北部は冬に凍ったり雪が降ったりするので、スタッドレスタイヤを持っている人が多い。我が家も冬用タイヤを持っていて、夫の実家に預けていた。
そう、まだ1シーズンしか履いていないほぼ新品だったのに、預けた実家が土砂災害で埋まってしまい、その倉庫にあったタイヤも一緒に埋まってしまったのだ。特殊なサイズだったから結構高かったのに・・・。

ダメもとで、我が家の家財保険が使えないかと保険代理店の人に聞いてみた。持ち出し家財は免責3万円、タイヤはそれよりもっと高い。保険金が下りてくれれば買い替え費用が助かるんだけどなー。
今日、保険代理店から連絡があった。買った時のメーカーと金額、保管場所の状況写真があれば保険金が下りるらしい。やったー、助かったー!毎年ちょっとずつでもかけてきたかいがあったというものだ。

こういう例はあんまりないことかもしれないけど、例えば夏休みだったから実家や親戚の家に遊びに来ていて被災し、家の人はみんな無事だったけど持ってきていたカメラやビデオ、パソコンなどが壊れた場合も、もしかしたら持ち出し家財で補償されるんじゃないだろうか。保険会社のホームページを見ると、持ち出し家財の例は「泊まっていたホテルが火災に遭った」などとなっている。泊まるのがホテルじゃなくても被災したことに変わりないから、補償対象だろうと思われる。

夫の実家付近は、土砂の量が多くて家の建て壊しが一番遅れていたのだが、9月21日からそれまでの国土交通省に代わり広島市が復旧を始めたため、土砂撤去も建て壊しも急ピッチで進んでいる。道が完全にふさがれているので、土砂をどけないと砂防ダムの建設もできない。被害に遭わず残った家の人たちは、雨が降るたびに次の土砂崩れにおびえている。町を守るためにも、早く次の作業に取り掛からなくてはならない。

そういえば、広島市は仮設住宅の建設を止めたそうだ。仮入居が進み、住宅は足りているとの判断からだとか。そりゃそうだろう、住宅は現在どこでも飽和状態にあり、今回の災害は地震と違って局地的な被害だったから、被害に遭わなかった地域への仮入居はそう難しいことではない。必要のない仮設住宅にお金をかけるより、復旧と今後の対策、そして自己避難のために支援を受けられない人々へお金を回してもらいたい。
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缶詰の消費期限                 
家中の整理をしていて出てきた、ここに越してきた直後に準備した避難用品。幼児の下着とか、軍手とか靴下とかいろいろ入れていた中に「長期保存のきく水」と「そのままでも食べられる缶詰」があった。
缶詰は乾パン2個、チキン3個、味付きご飯(牛めし2、とりめし2、五目ごはん2)6個。生協で売っていた非常食セットだと思う。阪神淡路大震災が起こったのは長男が生まれて2か月の時だったので、幼児を抱えて逃げるために新米親はいろいろ考えていたのだ。

それはいいんだけど、これらの缶詰の賞味期限は96年となっている。日に当たらないところにあったから見た目は全く変化なく、買った当時のまま。これを捨てるとしたらどうやって捨てたらいいのか?
いろいろ調べたら、『缶詰瓶詰レトルト協会』とかいうところのサイトに「賞味期限が切れた缶詰でも、サビが浮いたり缶が膨らんだりという見るからに問題がある場合は食べられないが、見た目に変化がなければ味は少々落ちている可能性があるけど問題なく食べられる」と書いてあった。へぇー、缶詰ってやっぱり保存食なんだ。じゃあこの缶詰は間違いなく食べても大丈夫だな。

というわけで、乾パンを食べてみた。うん、味は問題ないけども子どもらに「固い!!」と言われた。最近の乾パンは食べやすい固さなのかな?昔の乾パンはこんなものだったと思うけど。
子どもが大きくなった今は、非常食としてカップラーメンを買ったりして置いておくが、賞味期限が切れる前に消費しなくちゃ、という名目で数日のうちになくなる。保存食の意味がないので買わなくなった。

今回の災害で思ったのは「火事・水害は備えをしていてもすべて失ってしまうから無意味だ」ということ。保険証券や通帳、印鑑など持って出られるようにまとめてあるが、いざというときの「いざ」はどんな場面になるのか、やってこなくちゃわからない。クラウドに情報を保存するとか、貸金庫に入れておくとか、家の中以外にも情報を共有できるようにしなきゃならないのかなあ、と考えたり。

結局、そのときにならないと正解はわからないし、「いざ」が来ない可能性のほうが大きいわけで、まあとにかくいざが来ても来なくても、自分のことは自分でできる一人前の人間に育てることが何よりで、親の務めはそれしかないな、と思うのだった。
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不公平感                 
8月に広島市の郊外で起こった土砂災害、被害に遭ったのが広い範囲にわたっていたため、その後の対応に差が出てしまい被災者の間から不満の声が上がっている、と新聞に出ていた。

住居の被害は安佐南区の方が多いけど、道路や河川、農地の被害は安佐北区の方が多い。なのに、住民への説明会や意見交換会は安佐南区ばかりで行われ、安佐北区は応急復旧の説明はおろか進捗図も示されない。

公的住居や市が借り上げる民間の賃貸住居、民間が無償提供する住居などの仮住まい以外の住居へ転居した人には行政からの支援がまったくない。

全壊認定された場合は市が無償撤去するのに、大規模半壊や半壊で建て壊しが必要な住居の場合は市が撤去してくれないので、多額の自己負担が必要。

報道されていないけど、これ以外にも土砂崩れが起きて道がふさがったり、たまたまその日は留守だったけど人が住んでいる家が全壊したりした場所がある。土砂崩れでバス通りがふさがってしまったところは、市からボランティアの派遣はなく、地域の人たちと行政とで土砂撤去をして開通させた。今回の災害では、地元の建設関係の業者がたくさん協力している。仕事2割、地域復興のためのボランティア8割で社員を稼働させているところが多いそうで、道が狭くて大型トラックが入れない被災地域ではとても助かっている。だけど、いつまでも厚意だけに頼ってはいられない。行政から正式に建て替えやリフォームの補助金が出ると決まれば、本業でしっかり頑張ってもらいたい。そのためにも、行政は不公平をなるべく少なくし、みんなが元気に復帰して地元経済を支えていけるよう支援していかなくちゃならない。

不公平をなくすって、本当に難しいことだと思う。でも、不公平かどうかは受ける立場になって考えてみればわかることだ。自分の住んでいる地域はいつごろ道が通れるようになるのか知りたい、建て替えをするにあたり自己負担がどのくらい必要なのか知りたい、家を建て替えせずに転居した場合、かかる費用をどのくらい補てんしてもらえるか知りたい。自分がその立場になってみれば、おのずとわかってくるではないか。全国の皆さんからいただいた大切な義援金や、税金から渡される支援金・見舞金などを、本当に困っている人に届けてほしいから、全国の目が広島市に注がれていると思う。いや、そう思いながらガラス張りの仕事をしてもらいたいと切に願う。
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