消費税が4月から5%→8%に増税になるので、販売側は駆け込み需要を見越して宣伝に忙しい。テレビでも「増税前の駆け込みについてプロにお聞きします」というのが増え、プロって誰?と思ったら、ファイナンシャルプランナーが登場してしゃべっている。
私もFPの資格者なので、息子たちが「母さんはどう思う?」と聞いてくる。
私の見解は「必要なものなら増税前に早めに買う。価格の高いものなら特に。日用品は買いだめの必要なし」である。電化製品は買い替えを検討していたのなら、増税前も悪くない。特に10年前の古い家電を使っていれば、新しい家電は電力使用量が大幅に少なく家計にもありがたいから、早く買い替えても問題ない。しかし、新しめの家電なのに「増税」に踊らされて買い替えるのはおススメしない。壊れるまで使っても問題ないはずだ。
日用品の買いだめは、あんまり意味がないと思う。
洗剤やトイレットペーパーを1年分買ったって、そもそもの単価が安いからそんなに節約にならない。298円の品物で3%なら8円。1カ月に1つ使うとしても1年で107円しか節約にならない。それなら、298円の品物を198円で売っているときに買いに行く方が大きな節約だ。今、普段298円の洗剤が198円で売っているから1年分買うのなら、かなり大きな節約になるから悪くないと思うが、価格が普段と変わらないのなら、安売りを狙って買いに行くいつものスタイルで充分だろう。
また、大きな買い物をした場合、4月に支払うと増税になってしまうのなら、3月中に支払うべきだろう。例えば、引っ越しに伴う家電製品一式とか、不動産契約に伴う仲介手数料。消費税は業者が「消費者から預かって税務署に納める預り金」なので、業者にとっては儲けではない。3月に支払っても4月に支払っても、業者の儲けに変わりはない。
さて、我が家の場合。
インコのエサをたびたび買いに行くのが面倒で、ネット通販で半年分購入。あまりたくさん買うと味が落ちるから、これが限度。
15年以上使った温水暖房便座が水漏れを起こし始めたため、新しいものを購入。設置は自分で行い、外した便座も自分で廃棄しに行く予定。
リビングのカーテンを購入予定だけど、今余裕がないので先送り。だって1万円のものを買っても増税分は300円。無理する必要がない。
いちばん大きかったのは、10月に車とバイクを購入したことだろう。これは、古い車2台の維持費を縮小したかったためで、消費税が上がるのは理由ではない。でも軽自動車税は今後上がるから、購入希望の人は早めに買う方がいいかも。