空ヲ撮ル
定年になったら自営業が目標。ぼつぼつ更新。

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わたしのいもうと                 


4月、三男が4年生になって初めての参観日。授業は道徳だった。
そのときのテキストとして、担任の先生が読み聞かせながらみんなに問題を投げかけたのがこの本。尊敬する松谷みよ子さんが、こんな絵本を描かれていたとは知らなかった。そして、こんなに暗い色調の絵本を見るのも初めてなら、授業参観でこんなに涙が出たのも初めてだった。

簡単に言えば、語っている「わたし」の妹は、4年生で転校して以来いじめに遭い、心を病んで不登校からひきこもりになって、短いいいのちを終えたというお話。その様子がたんたんと語られ、黒を基調とした絵で描かれている。
4年生になった子どもたちに、どうしたらみんなが楽しい学校生活を送れるかという投げかけのために読まれた本だ。
機会があれば、ぜひたくさんの人に読んでほしいと思う。
: 興味 : comments(0) : trackbacks(0) : posted by きぃ :
さよならは別れの言葉じゃなくて                 
昨日は二日ぶりに出勤した。出勤している人数が少なく、午後から何人か外出予定があり、事務所が手薄になるため来てほしいと経理のお姉さんから連絡があったので、昼前に出勤。
インフルエンザだった三男は、熱が下がってから1日しか経っていなかったが、「今日いっぱい熱が出なければ」という条件付きで、午前中に治癒証明書を発行してもらった。その後、震災の影響で仕事が休みの夫の母の家に預けた。

出勤しても、私自身の仕事はないに等しい。
たまたま、3月に仲介をした人の契約書が仲介業者からやっと戻ってきたので、契約者に返送。あとは、机周りの整理をしながら電話番。
取った電話で駐車場を紹介することになり、1件駐車場の契約書を作った。これがこの会社で最後の契約かな。

夕方、定年を過ぎてパートで働いている元社員のおばさまが、「きぃさんのお別れ会よ」とケーキをご馳走してくださった。ちょうど昨日出勤している人は、私が最後に出勤する日に休みの人ばかりだった。仕事は早く辞めたいけど、昨日のメンバーはいい人ばかりで、私の仕事ぶりをとても高く評価してくれた。性格的にも気の合う人ばかりだったので、この人たちとお別れするのは寂しいなあと思った。
経理のお姉さんと元社員のおばさまが、二人でお金を出し合って餞別の品をくださった。まさか、そんなことをしてもらえるとは思ってもなくて、とてもとても嬉しかった。
私にとって、二人はよき理解者であり、社内での応援団だった。子どもを抱えて仕事をするのは、子どもや家庭に縛られない人ばかりのうちの会社ではとてもしんどい。子育ての経験がある二人がいたから、私もなんとか頑張ってこれた。辞めることを惜しんでくださり、「きぃさんならまだ若いから再就職できるだろうし、どこに行っても大丈夫よ。体に気をつけて、頑張ってね」とあたたかい言葉をもらった。この二人に出会えてよかったなと、心から思った。私も、こんなふうに人に温かい気持ちを与えられる人になりたい。

会社を出るとき、「さよなら、気をつけてね」「縁があったらまた会おうね」と言って手を振った。
でも、これでお別れってわけじゃない。不動産業界にいたら、また会うこともあるだろうし、仕事の都合で携帯番号をみんな知ってるから、必要なら電話もできる。またいつか、会える日までの挨拶だね。
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就活。                 
当然なことかも知れないが、私は食べるために働いている。
今の仕事はとても好きだったけど、3月下旬に上のほうから「事務仕事・店舗での業務は一切やらなくていい」と言われてしまった。人手が足りていて、私が余り者だというなら仕方ないと受け入れたかもしれないが、契約書を作ったり、入金管理をしたり、クレーム対応をしたりという日々の管理的業務は、2月に一人正社員が辞めたので私が主体となってやっていた。本社から補充の社員は来たけど、支店によって仕事のやり方が違うので、来て2ヶ月の社員より、来て1年の私の方が戦力なのは間違いない。なのに、外されてしまった。
正直、ものすごい喪失感と脱力感で、もうこの会社に私の居場所はないと感じた。それ以来、いつ辞表を書こうかと思い悩んだ。そんな時、更新の書類を渡された。「会社も経営が厳しいから、時給は100円ダウンになります」という言葉つきで。
もらった瞬間「あ、印鑑押さなきゃいいんだ」と思った。そして、更新しなければここにいる必要はなくなるんだと思うと、気持ちがとーっても軽くなった。

私が辞めるとは、会社の誰も思っていなかったらしい。上司に書類を渡しながら「更新はしません」と言ったとき、みんなはどんな顔をしていたのだろう。
一番仲のいい経理のお姉さん(私より7つくらい上)からは、「きぃさんが辞めたら仕事が回らなくなる」「なんで今?もう少し我慢したっていいじゃないの」「せめて仕事が決まってから辞めればいいのに」とさんざん言われた。でも、仕事から外されたんだからいてもいなくても同じじゃないの。そりゃ、今は黙って残りの事務仕事をしているけど、本当はやっちゃいけないんだろうし、新規の仕事は全く引き受けていないので、残る人がそれなりに頑張らないと。
誰も教える人がいないので、私が新人君の教育もしている。でも、私がいなくなったら他の人がやらなくちゃ。

本社で一緒に仕事をしてた主任男性が、仕事の電話のついでに「なんで辞めるん?なんかあったん?」と聞いてきた。
なんかあるから辞めるんだ、とわかってくれる人がいただけで、私は嬉しかった。一応、2年間頑張ってきた甲斐はあったのかな。いろいろ叱られながら、自分を叱咤激励しながら走り続けてきた2年間だが、やっと立ち止まることができる。

さて、新しい職場を探さなくてはならないのだけど、正直なところ、この2年間毎日100%以上の力を出して走ってきたので、すぐ次の職場へ注ぐ気力が出てこない。少し充電して、落ち着いて考えたい。
先日、次男の中学の懇談で担任の先生が「焦らず、落ち着いてじっくり取り組む、それが私の方針です」とおっしゃった。あ、私に今必要なのはこれだ、と思った。
仕事をすることはそもそも好きだけど、どんな仕事でもいいわけじゃないし、次こそは正社員として腰をすえて長く勤めたいと思っている。だったら、焦らずじっくり見極めて決めたほうがいい。

会社では、私の抜けたあとを派遣社員で補う方針のようだが、なかなか見つからないとか。派遣にしたら、私より時給を高くしないと来ないもんね。しかも残業はさせられないし、責任のある仕事も無理だし。パートも募集しているようだが、はてさていい人が見つかるのかどうか。もう私には関係ないけど。
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