6月から「お手伝い報酬制」を取り入れた我が家。夏休みはさぼっていた子どもたちだが、9月に入って長男がえらく頑張って手伝いをしている。家に帰ると洗濯物が取り込んであり(たたんでないけど)、風呂が洗ってある。最近はトイレ掃除もしているらしい。トイレ掃除はちょっと報酬が高いので、すすんでやりたがるのだ。
もちろん、私は大いに助かっている。特に夫が夜勤の週は帰ってすぐ弁当に取りかかるので、他の家事が済ませてあるのは本当にありがたい。また、最近は日が落ちるのが早くなったから、洗濯物も早く入れないと湿気てしまう。その点もありがたいことである。土日は手伝いも休みだそうだが。
週末になると「母さん、小遣いちょうだい」と長男にねだられる。先日、アニメ『銀魂』のタイトルに「おねだりも度を過ぎれば脅迫」とあったが、そんな感じだ。小銭がないときや運動会で忙しかった時は「あ〜ウルサイ」とつい言ってしまった。
すると長男が「母さん、手伝い1回50円にしたの、後悔しとるじゃろ?」と聞いてきた。いいえとんでもない、たった50円出すというだけでこんなに手伝ってくれるんだもん、ありがたいことこの上ない。この前も中高生の上の子がいる人にその話をしたら、「いいじゃん、小遣い出せば手伝ってくれるなんて羨ましい!うちは払うって言っても何にもやらんよ」と言われた。そういうものなんじゃないのかな、やりたくなかったらお金なんて関係ないだろう。
長男は欲しいものがあるんだそうで、そのために毎日コツコツ頑張っているらしい。小学生の頃に小遣いでもめて渡すのを止めたことがあったが、今の方がお金に対してもありがたみがあるんじゃないだろうか。中学生なので長男も今年度中に職場体験に行くが、もっとありがたみがわかるようになるかな。