空ヲ撮ル
定年になったら自営業が目標。ぼつぼつ更新。

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ぬれぎぬ                 
昔、正社員で勤めていた会社でも、大もめにもめて辞めたことがある。
会社の経営はしっかりしていて、今もちゃんと存続している会社だけど、事務室に勤めるお局さまのおばちゃん二人の新人対応に問題があった。仕事の手順にも多少問題があったけどね。
私が入社してから数人入ってきたが、ほとんどの人が一日二日で辞めていった。あるいは、面接に来たけど入らなかった。私も面接で「入りますか?」と言われて悩んだのだ。そして入ってから「やっぱり止めとけばよかった」と思った。
私の後に二人ほど、頑張って勤めた人がいた。一人は同い年で、上司よりもっと上の人と通勤のことでもめて辞めた。もう一人は離婚したばかりの母子家庭の人で、今まで医療事務の仕事をしていたのだが、知人の紹介で建設関係のこの会社に入った。しかし慣れないし、やっぱり元の仕事に戻りたいので辞めた。
この二人と私はそれなりに仲がよくて、よく話をした。というか、会社の悩みは他の人に言えないでしょ。特にお局さまには。だから悩み相談にも乗っていた。それはどこの会社にもよくあることだと思うのだが、どういうわけか私はお局さまから
「あんたが意地悪して辞めさせたんでしょ」
というぬれぎぬを着せられてしまった。私が相談に応じた挙句辞めたんだから、間違いじゃないと言えば間違いじゃないが、私がいじめたわけじゃない。彼女たちは原因が自分にあるとはみじんも思っていない。そして私もこの会社を辞めたいなんてとんでもないと思っている。
結局、上司も古株の彼女たちを信じて疑いをかけてきたので、腹が立ってそれっきり会社には行かなかった。行ったのは給料もらうときだけ。制服を返して、手続きをした。経理部のお局さまは一般事務とは違い、本当に思いやりのある方なので、なんでこうも違うのかと情けなかった。
その後もその会社、長く求人募集をしていたから、人がなかなか来なかったんだろうな。さすがに今は彼女たちも退職してるだろうと思われるがどうだろう。
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回数券                 
中学生の長男が、学校から職場体験に行くための交通費として路線バスの回数券をもらってきた。ところが「これ使い方がわからん」と言う。最近のバスや電車はプリペイドカードや電子マネーがほとんどなので、見たことがなかったのだ。私も回数券をまだ売っているとは知らなかった。
「お金と同じよ。乗るときに乗車券を取って、下りるとき一枚乗車券と一緒に入れればいいんよ」と教えてやった。

もうすぐ誕生日が来て90歳になる私の母方の祖母の家は同じ町内にあり、私たちが昔住んでいた家からバス1本で行くことができた。私と二歳下の妹は小学校に入る前からよく二人だけでバスに乗ってばあちゃんちへ遊びに行ったものだ。
今の時代、幼児が二人だけでバスに乗るなんて恐ろしくて考えられないが、昔は結構よくあることだった。時々財布を忘れて乗ってしまい、運転席のすぐ後ろに座っていながら二人して「どうしようか?」と相談した(笑)。運転手さんに素直に話して、運転手さんが個人的にお金を貸してくださったり(100円くらいのものだけど)、「また今度乗ったときに一緒に払って」と言って下ろしてくださったこともあった。帰って報告すると、バス会社に祖父がお金を持ってお礼に行った。
いい時代だったんだろうなあ。今だったら、小学生が財布忘れてバスに乗った場合どうなるんだろう?自宅の住所電話番号控えて親に連絡になるのかなあ。
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届かなかった話                 
家で使っている湯飲みを見て、ふと思い出した。この湯飲みをもらったときのエピソードを。

もう10年以上前のことだ。まだ子どもが二人だったとき、町内に宅配専門のすし屋ができた。
今でこそチェーン店の宅配すし屋があるし、持ち帰り専門のすし屋もあるが、その頃あったのは回転すしと古くからある回らないすし屋くらい。物珍しさもあったし、我が家はすしが好きなので、子ども二人の誕生祝いにと一週間くらい前に注文した。
さて当日、すしが届くのを今か今かと待ったけれどもなかなか来ない。祭日だったので注文が殺到して遅れているのか、できたばかりの店だから手際が悪いのかと時間を過ぎるまで待ったが、とうとうしびれを切らして「まだですか」と電話をかけた。すると、あろうことかうちが頼んだ注文は、すっかり忘れられていた。
回転したばかりとはいえ、注文殺到で忙しいかもしれないけど、電話で受けた注文を記入していなかったのか?それとも見落としか?なんにせよありえない。
「今から急いで作ってお持ちします」と言われたけど、みんな楽しみにして待っていたからお腹空いてるし、待ちくたびれたので「もういいです。いりません」と断り、外食に出かけた。
1〜2時間後、すっかり満足して帰ってくると、マンションのエントランスでうろうろしている人がいる。
「すみません、○○○号室の××さんですか?」
宅配すし屋の人だった。いらないと断ったすしを作って届けに来たらしい。
「申し訳ありません、せっかく注文いただいたのに当方の手違いで…もう腹いっぱいかと思いますが、どうか受け取ってください」
と、すしを差し出された。それから、開店記念に配布しているという湯飲み。
夫はすしなんかもう受け取りたくなかったようだが、断りきれずにもらうだけもらった。でも誰も食べる気にならないし、生ものだから明日食べるわけにもいかない。近所に住む親戚に電話をしてみると、ちょうど休みの日なので家で騒いでいたようで、喜んですしをもらってくれた。

その後、宅配すし屋はすぐに閉店してしまったようだ。気がついたら店舗は看板を下ろしていた。
「あれじゃあ無理もないよね。もしかしたら注文忘れられたの、うちだけじゃなかったかもよ」
「まあ、ニーズがなかったのかもしれないし」
と話した私たち。もらった湯飲みだけは、今も活躍している。
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子どもからの電話                 
最近はほとんど誰もが携帯電話を持っているが、仕事をしている人はいつでもつながるとは限らない。
医療関係者は携帯電話禁止だし、接客業も携帯はつながらないと思った方がいい。私も以前、飲食店で調理の仕事をしていたが、仕事中はロッカーに携帯電話を入れてあった。学校からの緊急連絡があってもわからないから、緊急時は店にかけてもらうようにしていた。平日昼間の女性勤務者は30〜60代のおばちゃんばっかりだから、店も電話を取り次いでくれる。

ある日のこと、確か夏休みだったと思う。仕事中、店に子どもが電話してきた。
何事かと思ったら「おかーさん、うっかりして冷蔵庫の卵を全部落として割ってしもうた。どうすればいい?」

え〜〜〜〜〜?いくつ割れたの?全部?
卵って、すぐ拭き取らないと白身が乾いてバリバリになって取れないから大変なんだよー!

ということで、「拾えるものは手で拾って生ゴミにして。殻も白身もね。それからぬるぬるしたところは全部ぞうきんで拭き取って!乾く前に全部きれいに拭いて。拭き取ったら水ぶきしてね、後でべたべたになるけぇ」と指示を出した。しかし帰れるのは数時間後、家がどうなっているのか心配で心配で。

帰ってみたら・・・床に落ちた白身にはぞうきんがかぶせてあった。殻など手で拾えるものはきちんと拾って片付けた模様。ちゃんと拭いてって言ったでしょうに!と思いながら残りを片付けた。ぞうきんがかぶせてあったために乾かないでいたのはよかったけど、自分でやったことなんだからちゃんと片付けようよー。

ある意味、今まで子どもがかけてきた中で一番緊急の電話だったかも。
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カニの思い出                 
そういえば、今頃の時期だっただろうか?いやもっと寒い時期だったな。
今のマンションに引っ越したばかりの頃、山陰に行った叔父からカニが送られてきたことがあった。2ハイか3ハイあったと思う。家族は4人だったが子供は2才(長男)と0才(次男)で、次男はまだ離乳食も始まっていない時期だったから当然カニなんて口にできない。
さて、こんなにたくさんあるカニをどうしよう?ということで、夫の母を呼んでカニパーティ。全部蒸して身をほじって食べた。本当に美味しいカニで、4人(夫の母と夫と私と2歳の長男)はとっても満足させてもらった。

ところで、叔父は私の母の弟だから、実家にもカニを送ったんだろうと思って声をかけなかったのだが、実家にカニは送られていなかった。
叔父が「土産にカニを送ろうか?」と連絡してきたのに「いいよ、そんなお金を使わんでも」と母が断ったらしい。いつものように。
「まさか本当にカニを送ってくるとは思わなかった。しかもそんなに美味しいカニなら、うちも送って欲しかった。気を利かせて送ってくれてもよかったのに」と母は話を聞いて嘆いた。いやぁ、あの叔父に『気を利かせる』とかいう芸当ができるわけないでしょ。母もわかっているから余計に悔やまれたようだ。(笑)

しかし、あのときのカニは本当に美味しかった。あれほど美味しいカニにはその後出逢えていない。そもそもカニを食べる機会も少ないし。また食べたいなあ、あのカニ。今なら家族も多いし、自分の分は自分でほじってくれるんだけどな。
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ネズミの話                 
昨日は元気に走り回るネズミを見たけど、そうでない野生のネズミは何度か見たことがある。

実家が今の場所に引っ越す前の家で、ネズミが出たことがあった。
今でいうダイニングキッチンの隅に父の事務仕事道具が入れてあったのだが、そこの消しゴムが齧られていたり、流しの下のみりんの瓶のフタに歯型があったり、キッチンから続いている洗面所に納めてあった石鹸が齧られていたり。
ダイニングキッチンを中心に生活しているのは間違いないようだが、食べ物がたくさんあるはずなのになんで食べられないものばっかり齧ってるんだろう?
ネズミは病気を媒介するから駆除した方がいいということで、粘着型(ゴキブリホイホイの大型版→ネズミ用)のワナにパンをくっつけて置いておいた。数日後、小さなネズミがパンのそばにくっついていた。誰もこの生きたままくっついてしまったネズミを処分できなくて、そのまま放置したんだったか、ゴミと一緒に捨てちゃったんだったか・・・?

今の場所に引越ししてから、実家では室外で猫を飼っていた。(ただの餌付けだろうという意見もあるが、外に猫のためのこたつ等置き、猫は常にそこへ戻ってきていたので『飼っていた』と言えると思う)
猫は飼い主を子ども扱いして、捕った獲物を持ってくるという。うちの猫は狩りがうまくて、もぐらとかネズミとかやもりとかをよく捕まえてきては半分死にかけたのを見せてくれた。実家の前の道路を隔てた向こう側には花を育てるビニールハウスがあり、近所の方が育てた花を出荷していた。ボイラーで年中暖かくしているからネズミがよく出るのだそうだが、うちの猫がネズミを捕ってくれるので助かると喜んでいたらしい。

今はマンションの4階に住んでるから、虫が少なくて快適。ムカデも出ないし。
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こえだちゃん                 
今、このブログを携帯から見たときのデザインは「こえだちゃん」にしている。
見つけたときは「懐かしー!!」と思ったものだ。私が幼稚園〜小学生の頃(今の三男くらいだな)、こえだちゃんが大人気だった。うちの母は子どもに玩具を買わない主義で、ぬいぐるみもほとんど持っていなくて、あるのは積み木とかブロックだけだった。裏の家に住んでいる一つ上の幼なじみ(女の子)は、お姉ちゃんがいることもあってか可愛い玩具をたくさん持っていた。リカちゃん人形&ハウスとか、私たち姉妹にとっては憧れだった。
母方の祖父母は孫が私たちしかいなかったからかとても甘くて、きっかけは忘れたがこえだちゃんの玩具を買ってもらった。二つ下の妹がいたが、どっちの玩具というわけではなく、仲良く遊びなさいよと言われた。
私たちはもう嬉しくて嬉しくて、毎日よく遊んだ・・・という記憶がある。それから30年近く経って、リニューアルして売り出すなんてオドロキだ。うちには「これ、お母さんも昔遊んだんよ」と言って渡すような娘はいないけど。
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オカメインコ                 
昨日、マンション管理士資格の本を買いにちょっと遠くの大型本屋へ出かけ、帰りにペットショップのあるホームセンターに寄ってみた。何が欲しいわけじゃないんだけど、動物が見たかったのだ。
犬も猫もガラス越しに寄ってきたので遊んだ。他にもいろいろいて、面白いなと思いながら見ていた。いろんなインコがいたのだが、そのうちの1羽のオカメインコが、きれいな声で歌って?いる。

私は昔オカメインコを飼っていた。どっかの家から逃げ出したのを叔父が職場で捕まえて自宅に連れ帰ったのだが、自宅には同じく拾われたセキセイインコがいて、それまで上手におしゃべりしていたのに、オカメインコが来たらしゃべらなくなってしまった。セキセイインコを可愛がっていた祖父母ががっかりしたため、オカメインコはうちに押し付けられた。
そのオカメインコもよくしゃべる鳥で、手乗りだったからよく遊んだ。特に私はとても気に入られ、一番お世話をしていたように思う。気に入らない人には無視したり、大声で威嚇したり、カゴから出ていた場合は耳に咬みついたりするくせに、好きな人には甘えた声を出し、遊んでくれと呼びかける感情豊かな鳥だった。拾ったときの年齢はわからないが、我が家に来てから10年以上生きていた。

昨日見たオカメインコは、私が飼っていたインコと色が同じ。顔もよく似ていて、話しかけると首をかしげるしぐさを見て「ああ、そういえばこうだったな」と思い出した。またオカメインコと一緒に暮らしたら、面白いかな。
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ボーダーライン                 
長男は小さい頃、とても落ち着きのない子どもだった。
いつでも何かしら動き回っていて、じっと座っていられない、ように見えた。小学校に入る時には、ちゃんと45分間座って授業が受けられるのか、とても心配した。
3歳半健診のときだったか、医者に「いつもじっとしていないけど、この子は多動ではないか。目を合わせないということはないけれど、なにかしらの障害があるのではないか」と訊ねたことがある。医者の答えはこうだった。

「お母さん、障害にもピンからキリまでありますが、普通の子だってピンからキリまであります。動きすぎる子どももいれば、動かなくて心配される親御さんもいます。どこからが障害だというボーダーラインはないんです。もしあるとしても、そこに近い子どもさんもいますよ。それはその子の個性ですから。たとえ障害だと診断されても、それも個性に過ぎないんです。普通よりちょっと対処を変えてあげた方がいいよという基準なんですよ。この子の場合も、ボーダーラインに近いかもしれないけど、だからっておかしいことはなにもありません」

目からウロコの言葉だった。障害があるのであれば、他の子に迷惑がかからないように親がなんとかしなくてはと思っていた私。今になってみればわかる、どんな子であろうと個性があればぶつかり合いもある。迷惑をかけてるのではなくて、お互い様で成長しあっているのだと。
初めて子どもを育てる時って、本当に親はいろんな心配をするものだ。うちの場合、長男はひどく手がかかる子だったのに次男はとっても扱いやすい子で、上の子は普通じゃないんだと認識してからいろんな気苦労をした。全部取り越し苦労だったけど。(笑)
いろんなカラーを持った子を育てさせてもらったおかげで、『変な子ほど育てるのが面白い』と言えるようになった。だってね、どんな人生を送るのか見当がつかないでしょ。これほど面白いことはないと思うよ。
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ブログの始めかた そのサン                 
だいぶ間が開いてしまったが、ブログの始めかた そのイチ そのニ の続き。

ブログサービスgooから移転することにしたが、goo無料版は”エクスポート”ができない。エクスポートというのは、書いた記事をブログサービス以外のところで保存できるよう記録すること。有料版にしたらこれをテキスト形式で保存できる。有料版は登録して1ヶ月目は無料だったので、登録してエクスポートした。こうしておけば、gooのアドレスを消しても問題ない。過去ブログは放置しておく人も多いし、新しいブログにリンクさせる人も多いが、私はここを放置しておきたくなかった。かといって記事を全部非表示にするのもイヤ。真っ白でなんにもない画面だけが表示されるなんてつまらないことはしたくない。かといって全部消してしまってはせっかく記録したものがもったいない。テキストとして出しておけば、パソコンに保存できる。
しかしせっかく出した記録だが、gooの形式だと今度は”インポート”できるところが少ない。インポートは、記録した過去記事を新しいブログサービスに入れて表示すること。過去の記事がそのまま移動できる。過去記事を手入れしないまま全部載せたくはなかったし、そこにこだわりは無かった。

では、ブログサービスを選ぶ基準とはなんだったか。(とりあえずシリーズは今回で終わりにします)

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